ROOTS #3
通勤と通学
今月は、私の人生に影響を及ぼした『通学と通勤』についてお話させていただきます。
小学校時代は、上級生や下級生と数人で一緒の徒歩での登校でした。
兄弟姉妹のいない私にとって、上級生という特別な存在がここで身近に登場します。
上級生の存在はとても大きく、後ろ姿を見ながらの登校。毎日後ろ姿を見ていると、憧れが芽生えるという単純な私でした。
この憧れは、ヴァレンタインデーのトラウマにまで発展し、
うずくまって潜り込んだ炬燵の中のオレンジ色と暖かさの記憶がいまだに残っています。
人生で初めて選んだのは、不二家の『ハートチョコレート ピーナッツ』でした。
久々に買ってみたらパッケージが変わって少し寂しい感じもしましたが、
45年以上も継続されていることに感激しました。
この時に、むやみやたらに自分の気持ちを伝えても辛いだけ、ということを小学生の私は、学びました。
子供ながら辛かった〜。
中学に入ると、電車通学が始まりました。
通学路が一緒であることから、毎日一緒に通学する友達ができ、高校生ぐらいになると電車の中でドラマが起こりるわけです。
学園祭のシーズンの頃、人生で初めて、(今思うと、『なんてありがたい』)一人の男子学生から声をかけられました。
私は、全く興味を持てず友人にもなろうともしなかったため、
その後、男子校の数人の生徒に囲まれ『なんだ、ブスじゃん』という喝を浴びることになります。
ここから、ブスなりの努力開始です。まず、眉毛を剃って整えた第一の努力。
1か月後、職員室に呼ばれ、『眉毛を剃り過ぎ、もう剃ってはいけません』と叱られたことも鮮明に記憶に残っています。
心の中で、ブスなりの努力です、って叫んでいた自分を思い出します。
ブスと呼ばれた私は、この頃から美容に興味深々になります。
そして、写真にあるように時代は日焼けも美の時代、日焼けサロンへ行くことも綺麗になる第二の努力でした。
そして、通勤。
私の人生に大きな影響を与えたのは、通勤初日からの満員電車でした。
何十年間も電車通勤する人がこんなにいるんだ!と思った強烈な記憶、私はここで決意します。
仕事を続けていくために、いつか、満員電車で通勤しない人生を目指す!
単純なような目標でも、向かう先にこの目標があったことは、思い返すと私には大きく影響していると実感しています。
その後、転職した職場では、7時には毎日、出社しました。今となっては、良き思い出です。
つづく