#26 MOOD 2025 February

2025.2.21

A.D.M.J.のカタログのスタイリングも手掛ける人気スタイリストである谷藤知可子さん。

谷藤さんに気になるバッグをひとつピックアップしていただき、そのバッグに合わせた

おすすめコーディネートをご提案いただく人気企画です。ぜひおしゃれの参考にしてみてください。

使い方、楽しみ方が無限のオールマイティなバッグ

今回ご紹介させていただくのは、「チェルボ ザ・ビー クラッチウォレット」。

内側にポケットのほか、カードを入れられる仕切りが左右に8枚ずつ、16枚も付いている、名前通りのクラッチウォレット。

大きめのトートを持つ時のバッグインバッグとして、

身軽にお出かけしたい時は、クラッチバッグやストラップを付けてショルダーバッグにと、

オールマイティに活躍してくれそうなバッグです。

やさしいカラーと柔らかなレザーの手触りも心地よく、

A.D.M.J.おなじみの、幸運を運んでくれる蜂のモチーフもクリスタルガラスであしらわれています。

【公式オンラインストア&西日本限定】

「チェルボ ザ・ビー クラッチウォレット」

PIUMINO(ピウミノ)/¥108,900

ティーンエイジャーでロックが大好きになった私。

今はなき『MUSIC LIFE』を毎月購入していました。

今のように何でもすぐに検索できる時代ではなかったあの頃。

『MUSIC LIFE』はとても貴重な情報源でした。

グラビアでミュージシャンのスタイルをチェックするのも楽しみで、

ファッションに興味を持つきっかけも好きなミュージシャンの影響が大きかったと思います。

そして、ときどき一緒に写っているガールフレンド達も素敵な人が多かった。

ミック・ジャガーと結婚していたビアンカ・ジャガーもそのひとり。

シースルーのトップスで胸が透けて見える、、、70年代田舎のティーンエイジャーだった私はびっくり!

サンローランを素敵に着こなす当時の彼女は、今でもファッションアイコンです。

そして、ミックの次のパートナー、ジェリー・ホールはテキサス出身で、美しいブロンドの超スーパーモデル。

グラビアに載ったミックとのツーショット、彼女のファッションに注目!!

ジーンズにセンタープレスが入っている! ベーシックな形のデニムにセンタープレス!?

これは素敵なのだろうか? おしゃれのなのだろうか? 

そんな素朴な疑問をその後すぐに解決してくれたのが『anan』でした。

おしゃれなジーンズの着こなし的なテーマで、スナップ写真を載せながら、

おしゃれな人とダサい人! 笑 を解説してくれた記事。

素敵な人で紹介されたのは誰だったか、全然覚えていないけれど

ダサい人で紹介されたのは『MUSIC LIFE』で見た、あの写真のジェリー・ホール。

デニムにセンタープレスなんて絶対にありえない! 

テキサス出身だからセンスがいまいちなのかもね? とまで言い切られておりました。

テキサス出身だからは別として、センタープレスに関してはやっぱり! と

自分のセンスにちょっと自信を持ったことを覚えています。笑

でも、時代とともに流行も変わります。

昨日ダサかったものが、今日は素敵! になるのはよくあることで、

センタープレスのジーンズもしっかり定着した昨今。

当時はダサいと思っていたのに、私もここ数年はとても履きたい気分。笑

先日、青山のウインドウディスプレイで見かけたこのジーンズ。

ジェリーホールが履いていたベーシックな形のジーンズとは違うけれど

お手頃な価格も魅力で即購入してしまいました。

そして、コーディネートはデニム オン デニムで。

デニム オン デニムもそのときどきでダサいとされたりするけれど、大丈夫!

センタープレスのジーンズを使った〝冬のマリン〟スタイル

気分は〝冬のマリン〟で、2タイプコーディネートを組んでみました。

マリンといえばトリコロールカラーの、赤×ネイビー×ホワイトのコーデを想像する方が多いと思いますが、

今回は、ネイビー(デニム)×エクリュ×ブラックで大人のマリンに。

①  デニムのプルオーバーと合わせたリラックスコーデ

オフの日のお出かけはリラックスムードで軽快に。

中に着た厚手のニットとソックスはさりげなくバッグのカラーを意識して。

デニムとエクリュ、ブラックのコントラストが効いたコーデ。

ホワイトではなくエクリュカラーというセレクトが

大人っぽく、鮮度アップする決め手に。

② きちんと感も兼備!ボウタイブラウスで叶うデニムオンデニ

ボウの結び方でいろいろ楽しめるボウタイブラウス。

今回はタラーっとゆるく垂らして。

ジレを脱いだら、ちょっとおしゃれなレストランでも

問題なさそうなきちんと感がありますね。

こちらのジレは以前もこのブログで着用していたもの。

好きなアイテムは何年でも大切に着ています。

同じセンタープレスデニム、バッグ、シューズ&ソックスでも、ちょっと違った雰囲気に仕上がった冬のマリンスタイル。

どちらがお好きですか?

ところで、ミックと別れた後も、素敵だったりそうでもなかったりの男性と

浮き名を流していたジェリー・ホール。よく知らないけど多分そうでしょう。笑

59歳の時に25歳年上のディア王とよばれる大富豪のルパード・マードックと結婚!

このニュースには、本当にびっくりさせられました。

数年で別れてしまったけど高額の慰謝料を受け取ることができたよう。

その結婚式での彼女は、出席した両家の娘達より美人、または昔はさぞかし美人だった人に見えました。

70年代から80年代、モデルとしてもっとも高額なギャラを請求できると言われていたジェリー・ホール。

さすがです!!!

【公式オンラインストア&西日本限定】

「チェルボ ザ・ビー クラッチウォレット」

PIUMINO(ピウミノ)/¥108,900

STYLIST:CHIKAKO TANIFUJI
スタイリストとして、ファッション誌や広告を中心に活躍する。
トラッドをベースに、ガーリーとパンクを織り交ぜたスタイリングが得意。
【Instagram】 @chikako_tanifuji