#25 MOOD 2025 January
A.D.M.J.のカタログのスタイリングも手掛ける人気スタイリストである谷藤知可子さん。
毎月、谷藤さんに気になるバッグをピックアップして、そのバッグについて語っていただく人気企画。
通常のコーディネート提案の企画に加え、カタログで使用されたアイテムの魅力と、
撮影の裏話を教えていただく新企画も加わりました。
今回は、スプリングコレクションカタログの中から、これからの季節のコーディネートにぴったりな「スエードプラス前金具トート」と、その撮影秘話を聞きました。
デザイナーのこだわりと、職人さんのクラフトワークが際立つバッグ
今回ピックアップしたバッグは、「スエードプラス/マーキス前金具付きトート28cm」。
グレイッシュなベージュ〝FARGO〟、深い焦茶色の〝MORO〟の2点です。
同じゴールドのビーズ、刺繍が施されていますが、ベースの色とのコントラストがそれぞれ生まれ
〝FARGO〟は、優しい、〝MORO〟は、キリッとした印象の仕上がり。
世界中のトレンドの素材をいち早くキャッチして、素材を自社で直接買い付けるA.D.M.J.。
マイクロファイバーのフェイクスエードは、本来スポーツやアウトドアなど
耐久性が求められるシューズのために開発された素材だそう。
なんだかハードなイメージですが、優しい手触りで、とても軽量。
紋章がモチーフのオリジナルデザインのロゴがポイントですが、
レタリングの部分、こちらはビーズがより立体的に見えるように、ステッチ刺繍を下に影のように
施すなど、細部までこだわりが生かされています。
実はこちらのバッグ、11月のこちらのブログでご紹介させていただいた
「ペルビアーノ前金具付トート」Lと同じ形なんです。
教えていただけなければ気がつかないほど、素材や刺繍の違いで全く異なるイメージのバッグ!
デザイナーのセンスとインスピレーションがすごい。
世界中から納得のいくパーツを取り寄せて、仕上げるのは日本。
デザイナーのこだわりに応えられる確かな技術をもった職人がつくる〝MADE IN JAPAN〟。
A.D.M.J.らしさがつまった逸品です。
いろいろ膨らむ妄想もしあわせな時間
こちらのバッグ、デザイン的には、トートの分類に入るのでしょうか。
上品な面持ちなのに、マチが広くどんどんなんでも入れられそうな収納力。
一泊旅行ならこれで十分くらいのサイズ。
そして、このバッグを持って行きたいところを今、妄想中。。。
そうですね。。。温泉かな!
ちょっと頑張って老舗の高級旅館。
春先ならトレンチコートと合わせて。
スタイリストのお仕事をしていると、とても素敵なアイテムをお借りして
直接手に取り隅々までチェックして、うっとりする時があります。
そして、その次に妄想!このドレスが一番似合うセレブは誰だ?とか
こんなバッグでバカンス行きたい!などなど、恥ずかしいぐらい妄想が膨らみます。
時には、コーデイネートルームで、他のスタッフも参加して、楽しい会話でコミニケーションツールになることも。
え!あなたってそういうタイプだった?なんて、意外な趣味や一面を発見したり。
皆さまもあるある!ではないでしょうか?
お友達とウインドウショッピングの時とかに。笑
素敵なものの存在は、自分のものではなくてもしあせな気分にしてくれる。
それを作って、こんな気分にしてくれた人に心から感謝。
〝FARGO〟と〝MORO〟どっちにしようか?
迷っている時もしあわせな瞬間!
スエードプラス/マーキス前金具付トート28cm
FANGO(ファンゴ)、MORO(モロ)/¥143,000